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マリントラフィック使い方日本語でわかりやすく解説していきたいと思います。マリントラフィック(MarineTraffic)は、無料でアプリなどインストールすることなく船舶の航跡や現在位置の確認をすることが可能です。

マリントラフィックとは、日本のみならず世界中のある程度の大きさの船舶であればいつどの時間帯にどのルートを通って今現在どこにいるのか、そして船体の詳細情報や所属国や製造年などの情報を調べる事ができるシステムです。

マリントラフィックの使い方としては気になる豪華客船の数日間通ってきたルートを調べたり、船便での輸送している場合には該当の船舶の現在位置を確認したりすることができます。また、台風などによって大型船舶やタンカーなどが座礁あるいは衝突してしまった場合なども、マリントラフィックで該当する船舶の航跡を確認することで、事故の原因調査をすることもできます。

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マリントラフィック使い方を日本語で解説


マリントラフィック(Marine Traffic)の使い方は、世界中にある調べたい船舶を指定してその現在位置や最大2日間の船の航跡を無料で観覧することができます。調べたい船舶のおおまかな所在地がわかっている場合には、マリントラフィック上部の「Live Map」という項目を選択することで私たちが日常的に使っているGoogleMapのように地図を表示することができます。

マリントラフィックのワールドマップから徐々に地図を拡大して地域を絞っていき、調べたい船舶を選択すると船舶の詳細がホップアップされます。このマリントラフィックの使い方の画像説明の場合は、船名が「KOBE EXPRESS」であることが分かります。そして、マリントラフィックで「KOBE EXPRESS」が直近2日間でどのルートを通って神戸ポートターミナルまで移動したのかその航跡をホップアップの「Past Track」の項目から確認できます。


マリントラフィックで「KOBE EXPRESS」の船舶の航跡を調べると、宮崎県を出発して兵庫県の神戸市にある神戸ポートターミナルまで来ていることが分かります。また、マリントラフィックでは最大2日間の航跡を分刻みで船舶の移動履歴を調べることができ、上記画像の下部にある「Hide Track Options」の項目から調べたいスタート日時と終了日時を入力することで、その船舶の航跡位置のセグメントをかけることも可能となっています。

マリントラフィックで船舶の現在位置がわからない時の船の位置特定の仕方


これまでマリントラフィックの地図から船舶を探してから、その船舶の航跡を調べるという使い方を日本語解説してきました。しかし、調べたい船舶の船名は分かるけどその船舶の現在地がわからないときには、マリントラフィックの「Live Map」では探すことが困難であることがわかるかと思います。

その場合には、マリントラフィックの船名検索をすることによって、その船舶が今どこの海のどの場所にいるかを直ぐに確認することができます。例えば、「西宮ケーソンにタンカー座礁!西宮浜も台風被害で釣り場が」の記事でもご紹介しておりますとおり、台風被害で全長80メートル重量3,434トンの「第拾八久栄丸(KYUEI MARU NO.18)」が西宮ケーソンの防波堤に乗り上げてしまいました。

その「第拾八久栄丸(KYUEI MARU NO.18)」と防波堤復旧作業などに対して活動している海難防除船「六甲丸(ROKKOMARU)」という船舶があります。「六甲丸(ROKKOMARU)」は、第拾八久栄丸が西宮ケーソンに座礁してしまってからその周辺を行き来しています。ここで位置がわからないけど船名を知っている場合にはマリントラフィックの「VesselsのALL Vessels」を選択してから検索窓に船名を入力します。


ここではマリントラフィックを使って海難防除船「六甲丸(ROKKOMARU)」を調べたいので、「ROKKOMARU」と入力すると該当する船舶が出てくるのでそれを選択すると船舶スペックが出て来ます。マリントラフィックの画面の該当船舶スペック下に画像ハイライト部分「Past Track」を選択すれば、「六甲丸(ROKKOMARU)」の現在位置が表示され作業を行っている航跡をリアルタイムで確認することができます。

この記事でマリントラフィックの使い方を説明している今現在での「六甲丸(ROKKOMARU)」の移動ルートは以下のようになっていました。これは、「六甲丸(ROKKOMARU)」の3時間の航跡履歴となっています。

マリントラフィックの使い方は、場所が特定できる船舶をマップ上で選択してその航跡を調べるか、船名を検索してから該当船舶の航跡を調べるかの2つの方法があります。また、船舶が座礁してしまったり、何かに衝突してしまったり、または行方が分からなくなった船舶などをマリントラフィックを使えば即座に位置特定やどういう経路で座礁したのかをリアルタイムで調べることもできます。

マリントラフィックの仕組み


船舶は航海するときや停泊している時も、周りの船がどの位置にいるのかを安全のため把握しています。このように聞くと、船舶の乗組員が船のてっぺんの監視室から双眼鏡などで回りを確認していると想像しがちですが、船舶には現在位置確認ができるこのような「AIS自動船舶識別装置」(Automatic Identification System)が取り付けられていて機械処理をしています。

「AIS自動船舶識別装置」があることによって、海上にある船の位置を自動的に発信しそして受信処理をしているので、どの国のどの船が今どこにあるのかが分かります。マリントラフィックでは、この「AIS自動船舶識別装置」の位置機能をマップ上にアウトプットすることによってリアルタイムに船舶の移動ルートを視覚化する仕組みとなっています。

記憶に新しいですが、大型台風の影響により関西国際空港へ繋がる連絡橋に大型タンカー船「宝運丸」が衝突してしまい、道路が封鎖されてました。そして、関西国際から出られなくなったことによって、関西国際から神戸空港までの渡し船が臨時運行されました。その船舶の往復の動きなどもマリントラフィックで確認することができます。ちょうど、マリントラフィックの上記画像にある「UMI」という名前の船舶が往復移動していることがわかります。

マリントラフィック公式HP

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