メタルジグはジギングをする時に必須アイテムとなりますが、その種類は数えきれないほど豊富にあり重量も形状もジギングシーンによって使い分けていく必要があります。また、メタルジグの素材もジギングの釣り方によって選ぶ基準が変わってきます。それでは、メタルジグの種類と重量や形状別にその釣り方とおすすめカラー、そしてメタルジグのコーティング効果などをご紹介していきます。
目次
メタルジグはどんな種類の金属があるのか
メタルジグとは、ジギングで使用される金属素材で出来ているルアーの総称です。メタルジグには幅広い使用用途があり、その金属素材は大きく5種類の「タングステン」「鉛」「スズ」「鉄」「アルミ」の金属でメタルジグが作られています。メタルジグは他の一般的なルアーとは違ってただ巻きをするだけでは、重量があるメタルジグにアクションを加えることができません。
メタルジグをアクションさせるためにはジギングロッドでのアクションが必須となり、単にリトリーブさせても通常のルアーアクションとは違うために、最初はメタルジグの扱いに戸惑う人もいるでしょう。リトリーブとは、ルアーロッドなどを大きくアクションさせずに、リールを巻くときの強弱によってルアーアクションを加えるテクニックです。
ジギングで主に使用するメタルジグは青物などにかなりアピールしてくれるルアーアイテムであるため、一度メタルジグを使い始めると他のルアーは使えないというアングラーもいるほどです。もちろん、青物狙いでジギングの他にシンキングペンシルやワーム類も有効ですが、メタルジグを使用しての青物釣果の方が良いという方も多いです。
メタルジグは金属で出来ているルアーですから、手に持つとずっしりとしていてその重みを感じます。それではメタルジグは大きく5種類の金属で作られていますがその重量比は以下のようになっております。
- タングステン(19.30)
- 鉛(11.30)
- スズ(7.30)
- 鉄(7.83)
- アルミ(2.70)
メタルジグを使うメリットが知りたい
メタルジグは金属素材で出来ていているため、金属光沢でその独特な光り方をします。メタルジグのこの金属光沢は、魚のうろこが光を反射するような光り方をしてくれるので、フラッシング効果によって魚へのアピール力が高くなることが大きなメリットです。さらにメタルジグは金属素材で出来ているので重さもあり、キャスティング時の飛距離やボトム取りの時などの沈降速度が他のルアーと比べてとても優れています。
サーフジギングで沖合を探るために飛距離を出したいときには、メタルジグを使えば100メートル遠投も夢ではありません。ジギングロッドを丈夫なものを使って、重めのメタルジグを選んで、思い切り投げるとかなりの飛距離が出ます。思ったポイントへ投げやすいのも、メタルジグのメリットです。
さらにメタルジグは、重さがあるので沈降速度も速くて、潮の流れに対しても強いことが特徴です。また、いち早くボトムを探りたいときとか、すでに群れがあるタナにあることが分かっているときなどはメタルジグが重宝します。スピーディに水深のあるポイントへルアーを届けたいときには、このメタルジグの沈降速度の速さが助かると言えます。
メタルジグを使うときに注意したいポイント
さてメタルジグは、どんな釣りのシーンで使うと良いのでしょうか。それはこれまでのご紹介してきた通り青物狙いで、活性が非常に高く食い気が強いときです。ベイトがたくさんあって、あるいはナブラが発生している時なお青物が積極的に回遊している場合にはメタルジグの出番です。メタルジグは、金属製なので攻撃的な魚のアタックにも耐えられますし、沖合のポイントまで届きやすいのもメタルジグの役立つ点です。
そして、メタルジグは沈降速度が早いために、高速巻き&ロッドアクションを激しくしていくようにする点を覚えておいて下さい。基本的にメタルジグはその特性上ゆっくり引くなどは出来ないので、注意しましょう。また、メタルジグでは夜の明かりが無い時間などは、フラッシングのアピール力が弱まってしまいますから、あまり使い勝手が良くありません。
どうしても夜のナイトフィッシングでメタルジグを使いたいときには、大きめのアクションで魚にアピールして下さい。メタルジグは重さがあるので、飛距離や沈降速度に優れています。青物の活性が高いときや、沖合を狙いたいときにはメタルジグがおすすめのルアーです。
メタルジグの重さによる使い分け
メタルジグの重さは水深によって使い分けると、釣果がアップすることがあります。例えば水深が40メートルとか60メートルあたりを狙うなら、100グラムくらいのメタルジグが良いでしょう。70メートルから90メートルくらいの水深を探っていくケースは、160グラムくらいのメタルジグがおすすめです。メタルジグにある程度の重さが無いと、潮の流れに流されてしまって狙った深さまで落ちていかないので注意が必要です。
簡単に言うと水深が浅いシーンでは、軽いメタルジグを選んでください。水深のあるシーンでジギングをする時は、重いメタルジグを選ぶのがコツです。ショアジギングでは手返しのスピードが大切ですから、メタルジグの重さは重要なポイントとなってきます。
釣りポイントのコンディションによってもメタルジグの重さを変えよう
釣りポイントに岩が多いとかテトラが多くあるシーンでは、軽いメタルジグを使うのが良いです。重いメタルジグを使うと簡単に岩と岩の間に引っかかったり、藻に絡まったりしてラインカットしてしまいます。浅瀬でありながら潮が速いシーンでは70グラムとか、90グラムくらいの重めのメタルギグを使うことが出来ます。軽いメタルギグだと潮に流されてしまいますし、激流がある所では簡単に流れに乗ってボトムをさらうことが出来ません。
また、潮の流れが速い場所で軽いメタルジグを使用すると他の釣り人の仕掛けに絡むこともあり得るので、潮が速いときには普段よりも重いメタルジグを選んでください。沖合の魚を狙いたいときは70グラム以上のメタルジグを選んで、キャスティング時の飛距離を稼ぐのも良いです。飛距離が欲しいシーンでは、重いメタルジグのほうが狙ったポイントへアプローチしやすいです。
狙う魚によってメタルジグを使い分けることも重要
実は釣りたいと思うターゲットの魚種によっても、メタルジグの重量を調整することは大切なポイントとなっています。狙っているのが小物なのに、重量級のメタルジグを選んでは釣果が上がりません。そして、口が小さいの魚種は重いジグに食いつけないですし、反射的にメタルジグに食らいついてもすぐに吐き出してしまいます。
岸辺から青物を狙うジギングシーンでは、30グラムくらいのメタルジグが良いでしょう。サーフでシーバスを釣りたい際は、20グラムぐらいのメタルジグできちんと対応出来ますし、小粒の根魚になると一桁台の重さのメタルジグで十分です。そこで、重いメタルジグを使ってしまうことで、ガクッと釣果が下がるときがありますから注意してください。
ターゲットとしている魚が小さい場合は、軽い高比重メタルジグを選ぶのも良いです。メタルジグの重さは、ジギングの釣りをするシーンに合わせて選ばなければなりません。魚種に合わせてメタルジグの重さを調整することもまた大切です。
メタルジグの「ストレートタイプ」と「左右非対称タイプ」の違いと使い分け
続いて、メタルジグの形状による使い分けを説明していきたいと思います。メタルジグには、左右がフラットなものから左右で形の違うものがあります。これらはジギングをする際にフォールの仕方が異なってきます。
メタルジグのストレートタイプは使いやすいか
メタルジグのストレートタイプは、見た目からして左右まっすぐな形状のメタルジグです。ストレートタイプのメタルジグは、空気抵抗が少ないために遠くへキャストしやすいですし、水の抵抗も受けにくいためにフォールスピードも速くなっています。メタルジグをボトムへ速く到達させたいときや、スムーズに底を探りたいときなどはストレートタイプのメタルジグが使いやすいです。
ストレートタイプのメタルジグは、他の形のメタルジグよりも、5秒程度速く底へ落ちていきます。回遊魚などはフォールスピードが速いジグへ食いつく傾向がありますから、ストレートタイプはあらゆるシーンで重宝するタイプのメタルジグです。また、魚の活性が高い朝まずめ時とか、短時間が勝負のナブラ発生を狙うときには使っていきたいメタルジグとなっています。
急な海の状態変化や、チャンス発生時に急いで釣果を上げたいシーンでは、メタルジグのストレートタイプが一押しです。さらに、潮の流れが速いシーンなどでも、ストレートタイプのメタルジグは大活躍してくれます。
メタルジグの左右非対称タイプは変な動きが特徴
メタルジグの左右非対称タイプは、右と左でバランスの違う設計になっているメタルジグジグとなっています。左右非対称のメタルジグは、その言葉通りメタルジグが左右で違う形をしますから、フォールをするときにアンバランスな動きをしてくれます。その変な動きがターゲットとなる魚にとってみれば、慌てふためく混乱した小魚に見えて食らいつきやすくなるのです。
左右非対称のメタルジグは、水の抵抗を受けて海中で予測不能なナチュラルな動きをしてくれるメリットがあります。特に、左右非対称のメタルジグは、弱った魚が底に向けて落ちていくような演出をしたいときには重宝するメタルジグとなっています。最近になって注目されるようになったメタルジグは、種類も年々増えてきています。
そして、人気の左右非対称タイプのメタルジグの特徴は、前と後ろにフックが付けられるタイプの物です。メタルジグ自体にアシストフックと、トレブルフックが付けられるのは助かりますね。ジギングで使用するメタルジグでは、他の釣りとは違って魚に針を引っ掛けるという要素があります。ジギングをされた事がない人にとっては、魚は針のエサを飲み込んで針を食わせるイメージが強いと思います。
その一方で、ジギングではメタルジグをハードにアクションさせれ金属製のメタルジグに魚を噛みつかせたり吸い込ませたりします。そして、ジギングでターゲットとしている魚がメタルジグにヒットした瞬間にアクションさせていると、メタルジグの上下に取り付けてあるフックが対象魚に引っ掛かります。このように、ジギングではメタルジグで魚をおびき寄せ、フックに引っ掛ける釣り方をします。
2つのメタルジグを使い分けるにはアクションが大切
これら「ストレートタイプ」「左右非対称」2つの形状のメタルジグを使い分けて行くには、アクションを変える必要があります。メタルジグのストレートタイプを使うときには、ハイピッチショートジャークにしたりミドルジャークにしたりします。そうすることによって、メタルジグに小刻みでキビキビした動きを出すことが可能になります。ストレートタイプのメタルジグは、細かなシャクリに合わせて動いてくれますので、その日のポイントの状態などを探りやすくなります。
一方、左右非対称タイプのメタルジグでは、一般的にベイトリールを使いながらワンピッチジャークにするとか、時々ミドルジャークを入れるのが効果的です。
左右非対称タイプのメタルジグは、フォールアクションを重視するためナブラ撃ちなど遠投性はあまり必要ではないので船釣りなどにも向いています。左右非対称のメタルジグは、左右に振れながら動きますから、あまりシャクリに気を使わなくても良いです。
極論をいうと、左右非対称タイプのメタルジグは、ボトム目掛けてフォールさせているだけでメタルジグ自体が勝手にしゃくってるような動きをしてくれます。左右非対称のメタルジグは、色々な動きは出来ないですが縦方向のアクションがとても有効なメタルジグです。左右非対称のメタルジグの使い方はフォールで攻めることが得意なので、フォールで自然とアクションさせある程度沈んだら小さなロッドアクションを加えながらリールを巻き、そしてまたフォールさせるという手順を繰り返します。
メタルジグの「ストレートタイプ」と「左右非対称タイプ」では、動きやフォール時間が違います。それぞれで異なったアクションをしながら、ジギングでの攻め方の違うシーンでこれらのメタルジグを上手く使い分けてください。
メタルジグのウエイトバランス「フロントウエイト」「センターウエイト」「リアウエイト」の効果と特性
メタルジグには2種類の形状の違いがあることが理解できましたが、その他にもウェイトバランスの違いも存在します。メタルジグの形状違いは左右の視点でのデザインの違いでしたが、ウェイトバランスではメタルジグの前方・中央・後方という3つの視点でそれぞれ重心を異なる場所になるよう設計されております。それでは、このメタルジグのウエイトバランス「フロントウエイト」「センターウエイト」「リアウエイト」について詳しく説明していきます。
メタルジグの「フロントウエイト」は大きなスライドが魅力
メタルジグのウエイトバランスの一般的なタイプである「フロントウエイト」は、ジャークをしていくと大きくスライドする動きをしてくれます。フロントウェイトのメタルジグは、上下の動きの変化が激しくなるため周りの魚に、しっかりアピールしてくれます。ジギングロッドを通してキビキビとしたメタルジグコントロールが出来ますし、ワンピッチジャークがしやすいところが「フロントウェイト」が支持される理由です。
また、「フロンウェイト」はその名の通りメタルジグの頭の部分のウエイト(重心)があるため、フリーで落とし込んでいくときの姿勢が安定しています。メタルジグの前の部分が重ければ重いほどすぐに姿勢変化しますし、あまり重くないものはゆっくりと姿勢を変えながらフォールします。メタルジグの姿勢を少しずつ変えながら、そしてメタルジグの先端部分の変化を激しくしたい時やボトムを狙いたいときには「フロントウェイト」のメタルジグが重宝します。
メタルジグの「センターウエイト」はスローなフォールが特性
「センターウエイト」は、ちょうどメタルジグの真ん中にその重心がきています。センターウェイトのメタルジグは、そのフォールの姿勢が、ちょうど弱った魚が底に沈んでいくかのような動きをします。センターバランスのメタルジグは重心が中央にあるため、安定したフォールをするため色々なアクションに対応出来るのが、このウエイトバランスの特性です。
センターウエイトのメタルジグは、時間を掛けてスローに底に落ちていきますので、周りの魚たちに気がつかれやすくなります。活性が低い魚に対しても、センターウェイトの場合は魚の目に留まる時間も長くなるため有効なメタルジグです。センターウェイトのメタルジグはアクション次第では、簡単に偽物のエサだと魚に見切られてしまいますから気を付けてください。
センターバランスのメタルジグは一定の状態で沈んでいくため、ジギングロッドのアクションの上手さが釣果につながってくる部分もあるた、初心者にとっては使い辛さが出てくるメタルジグですね。また、センターバランスタイプは水深が浅いところや、狙いたいタナが決まっているときなどに使いやすいメタルジグです。潮の流れが速いときには重量を上げてみると、潮に負けずに落ちてくれます。
センターバランスのメタジグのアクションは基本的に、ただ巻きとかジャークの繰り返しで問題ありません。また、アタリがあまりない際には、スピーディなアクションを使ってメタルジグを横に引っ張ってみてください。
メタルジグの「リアウエイト」は飛距離を出しやすい
「リアウエイトタイプ」のメタルジグは、後ろが重いために遠投に向いています。狙ったポイントへメタルジグをキャストしたいときや、ナブラ撃ちなどのように飛距離を求めるときには、リアウエイトタイプのメタルジグが有効的です。短時間の間に一気に魚の群れを釣り上げたいときなども、キャスティング性が高くそしてフォール速度の速いリアウエイトのメタルジグが使えます。
スピード感を求める場合には、この「リアウェイト」のメタルジグウエイトバランスが使いやすいです。そして、リアウエイトのメタルジグはフォールをするときの姿勢が一定していないので、その不規則なフォール時の動きが生きた魚のように見えます。活性がいまいちな魚でも、このリアウェイトのメタルジグで一気に捕食モードに入ってくれることがあります。
使用シーンが少し限定的なリアウェイトメタルジグではありますが、一つくらい持っていると釣果がいまいちなときに思わぬ突破口になるかも知れません。また、ナブラ撃ちなど、急に発生したチャンスを逃さないジギングができるのも、このリアウェイトメタルジグです。
これまでご紹介してきました通り、メタルジグのウエイトバランスには三種類あります。それぞれに得意な釣りシーンの特性がありますから、ニーズに合ったウェイトバランスのメタルジグを選んでいきましょう。
メタルジグのカラーローテーションが重要すぎる理由
水深40メートルくらいのシーンであれば、シルバー系のメタルジグが有効です。シルバー系カラーはメタルジグのフラッシング効果が最も高まり、バイトされる確率が高いのでシルバー系を持っていればそれで十分という人もいるほどです。さらにシルバー系カラーのメタルジグはヒラマサとかカンパチ、さらにはブリを狙うシーンでも効果的です。
ゴールド系のカラーは、海水が濁っているシーンでのジギングで使えます。ゴールド系カラーのメタルジグは反射率が高いため周りにいる魚だけでは無く、遠くに潜んでいる魚にもしっかりアピールしてくれます。そのため、ゴールド系カラーのメタルジグは、多くの魚種やタナを探ることが出来るので可視性の悪い状況で大活躍してくれることが期待できます。
ブルーピンク系のカラーは、水深がある所でのジギングに威力を発揮します。水深が深くなって太陽の光が届きにくくなってもブルーピンク系カラーはその色を維持してくれるために、魚へのアピールに適しております。水深の深いところで、ジギングをするシーンではブルー系ピンク系はおすすめのカラーです。
ベイトに似ているカラーなら、なんと言ってもイワシカラーが良いです。メタルジグが本物の餌に似ていなければ、魚はすぐに見切ってバイトすらしてくれません。その点を考えると、メタルジグのカラーローテーションはかなり重要です。ジギングでは食わせるためのその戦略が様々であり、弱った魚を演出させたり、パニックになって逃げ回る魚を演出したり、油断している魚を演出したり、あるいは超ど派手なアクションをして反射的に食わせたりといった狙い方があります。
ジギングで青物を狙っていくシーンなんかでは、イワシカラーがかなり効果的なアピールしてくれますから、必ず一つは持っておきたいメタルジグのカラーです。晴れている日などは、イワシカラーは反射して釣果をアップしてくれます。濁りがひどい場合は、ゴールド系に加えてピンク系カラーのメタルジグを持っていると役立ちます。雨が前の日にひどく降ったときや台風の後のシーンでは、ピンク系カラーのメタルジグが使えます。
メタルジグのカラーを選ぶときに知っておきたいこと
メタルジグのカラーローテーションを考えると、色々なカラーを揃えたくなります。しかし、メタルジグはそれなりの価格がしますから、むやみやたらにバンバン買うことは出来ません。基本的には4色ほどメタルジグを揃えておけば、あらゆるシーンでジギングが出来ます。最近では20色以上のメタルジグが販売されていますが、ここで取り上げたような鉄板のメタルジグカラーを選んでおけばジギングでは問題ありません。
覚えておきたいメタルジグ選びのポイントとしては、各カラーできちんとメタルジグの重さのバリエーションを揃えておくことです。当日になって釣果が上がらないときには、積極的にメタルジグのカラーローテーションを行なってください。まさかこのカラーは来ないだろうと思うメタルジグで、爆釣する事もあります。水深100メートルなどのジギングをするときには、ボトム付近では光が差さないため、ほとんどのメタルジグが黒色に見えてしまいます。
そんな時には、濃い存在感がある紫系のカラーのメタルジグが魚に注目されやすいです。ジギングで状況に合わせながら、メタルジグのカラーローテーションをすることはとても大切なポイントです。メタルジグのカラーローテーションで釣果にも直接左右しますから、色々なカラーのメタルジグを試してみてください。
メタルジグの「ウレタンコーティング」と「ケイムラコーティング」をする理由
ウレタンによる皮膜でルアーをしっかり保護出来る点が、メタルジグに「ウレタンコーティング」をする大きな理由ですメタルジグは岩に擦ったり魚に噛まれたりと酷使されて傷むことがありますが、ウレタンコーティングをしておくならメタルジグ表面の美しさが長持ちします。また、メタルジグの表面のキラキラした金属光沢はメタルジグ本体の輝きではなく「メッキ」です。
つまり、このメッキが外的ダメージによって剥がれると金属光沢が無くなってフラッシング効果が失われます。そのため、ウレタンコーティングをメタルジグに施すことによりこのメタルジグの「メッキ」も保護することが可能になります。そして、ウレタンコーティングにはいくつかの種類があって、一液性と二液性の物があります。
ウレタンコーティング剤は、スプレータイプのものもありますが、どれがおすすめでしょうか。手軽にメタルジグをウレタンコーティングが出来るのは、ただ浸けるだけの一液性かスプレータイプのウレタン剤です。ウレタンコーティングしたいメタルジグの数が多いときには、一液性でメタルジグをドブ漬けにしてください。ウレタンコーティングをするメタルジグの数が少ないときに配置液性を使用すると無駄が出るので、スプレータイプでウレタンコーティングをさっと終わらせましょう。
ウレタンコーティングの美しさをさらに追求するなら
ウレタンコーティングを美しく仕上げるためには、メタルジグにウレタンコーティングをする際に前もってヤスリで研磨しておきましょう。メタルジグに対して軽くヤスリを掛けて上げることによって、傷が付いていたら滑らかになりますし、細かな凹凸が出来てウレタンが表面に乗りやすくなります。ヤスリを掛けた後に、シンナーを薄めた液で拭いてあげてください。
メタルジグをヤスリ掛けしたときの、細かな粒子などを取り除くことが出来ます。その後メタルジグをウレタンコーティングをしていきますが、きちんと乾燥させるようにしなければなりません。メタルジグをコーティングした後はしっかりと時間をおいて表面の溶液剤を固めてください。メタルジグのウレタンコーティングの仕上がりをキレイにするには、ヤスリとシンナーの前準備が大切になります。
ただし、近年ではメタルジグ表面に特殊な素材を使っているものもありますので、ヤスリ掛けをすることでかえってダメージが発生するものがありますのでメタルジグの状態をしっかりと見てからヤスリ掛けやシンナーを使用してください。
メタルジグへのケイムラコーティングのメリット
魚釣りでは「ケイムラ」といえば有名すぎるほどの釣り用語ですが、ケイムラコーティングというのは、蛍光紫コーティングの略称です。この「ケイムラコーティング」をするメリットは、紫外線に当たるとメタルジグが海中で発光する性質を持ち合わせることです。確かにケイムラコーティングしたメタルジグに、釣り用の紫外線ライトなどを当ててみると発光している様子がよくわかります。
ケイムラコーティングの仕方はとても簡単で、刷毛付きのケイムラコーティング剤をメタルジグに塗っていくだけです。女性の方なら分かるかも知れませんが、ちょうどマニキュアを塗っていく感覚です。ケイムラコーティングは乾くまでに数分しか掛からず、あっという間にメタルジグのケイムラコーティング作業が終わってしまいます。
ケイムラコーティングは被膜も分厚いのが特徴なため、しっかりとメタルジグの表面を保護してくれる機能性もあります。ケイムラコーティングは紫外線に反応して発光するという事なので、水深のある所とか、曇りの日などに威力を発揮します。また、朝マズメ時の日の出の日差しでケイムラコーティングを施したメタルジグが大活躍します。
メタルジグに「ウレタンコーティング」や「ケイムラコーティング」をしてあげると、メタルジグが長持ちしたりフラッシング効果や発光による集魚作用を高めたり出来ます。
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