釣竿セットは初心者にとって、釣果をアップさせるために良い商品となっています。
たとえば釣りをあまりしない人が釣りをするための道具を買い揃えるときには、釣りたい魚のためのロッドの知識や仕掛けの知識などをベースに単品買いするのにはややハードルが高くなります。
その点、自分が釣りたいターゲットとする魚の釣竿セットを選ぶと、それに必要なタイプの釣竿や仕掛けなどが簡単にまとめ買いできます。
それではどうして釣竿セットが初心者にとって、とても良くてオススメなのか理由を説明していきたいと思います。
目次
なぜ初心者は釣竿セットを選んだほうが良いのか
釣り初心者用の釣竿セットには、対象魚別の釣りに必要な基本的な道具が全てパッケージ化されて入っています。
釣竿はもちろんのこと、ラインやリールに加えて、釣り仕掛けやオモリなど3個ほどが予めセットになっているのです。
さらに釣竿セットによってはウキやウキ仕掛け、エギやタコジグ、そして小物ケースや、ハサミなんかも入っていますよ。
釣竿セットには釣りたい魚のその状況に合わせた釣りの時に必要となる小道具も全て入っているので、これさえあれば釣り場に行っても基本的に困ることがありません。
釣竿セットによっては仕掛けなどが入っていない状態で、内容が竿とリールだけというセット販売もあり、その分値段も安いものがたくさんあります。
釣竿セットを買った後は、餌だけ揃えればすぐにでも、釣り堀や海に行って釣りを楽しむことが出来ます。
一般的な釣竿セットは、誰でも簡単にできるサビキ釣りなど軽めの釣りを想定しています。
また、シーズンによる賑わいがある釣りなどが釣竿セットして釣具屋さんで販売されることもあり、太刀魚セットやタコセットなどが典型例となります。
他にも少し釣りが慣れている人向けに、バスセットやエギングセットなどの釣竿セットを販売している釣具屋さんもあります。
釣竿セットは初心者でも気軽に釣りを始められる
釣竿セットをオススメする一番の理由は、たとえ釣りについての知識や情報が何も知らない状態でも目的の魚を釣るために必要な道具を揃えられるからです。
最初は誰も釣りのことに関して何も分かりませんから、釣りたい魚のための道具一式を揃えるのも一苦労と感じます。
釣り道具を買いそろえるのが面倒なので、選ぶこと自体が難しくて釣りを始められないという人もいるくらいです。
しかし、釣りに行く前に釣竿セットだけの道具を釣具屋さんで買えば良いと考えると、気軽に釣りのトライができるのでは無いでしょうか。
価格も安いラインナップが多いので、たとえ一回だけしか使わないとしても軽い気持ちで購入することが出来ます。
上手く竿を使いこなせなくて壊してしまっても、あまりショックを受けなくて済むのが釣竿セットの良いところです。
一回釣竿セットを使うと、さらに良い道具は何が違うのかを分かってくるのも、釣竿セットを買ってはじめて釣りが分かるようになるというメリットです。
また、子供が釣りを始めるときにも、予め最低限必要な物がまとめられている釣竿セットはとても役立ちます。
ただロッドの長さは子供でも使いやすいように、子供の身長の1.5倍前後の物を選んで下さい。
だいたい1.5メートルか、2メートルくらいの物を選んでおけば間違いないでしょう。ロッドの硬さは、ミディアムがおススメです。
柔らかすぎると当たりが分かりやすいですが、折れる危険性がありますし、固すぎるとあたりが分かりづらくなります。
ミディアムくらいの硬さを選ぶようにして下さいね。
リールは一般的なスピニングリールで十分です。ベイトリールの方が力もあるために使い勝手が良いですが、船釣りや乗合船などで主に使用するリールであるため使いこなすのに技術が必要となります。子供が釣りを楽しむには、初めは初心者でもオールマイティに使いやすいスピニングリールの方が良いでしょう。
初心者には単品揃えでは無く、必要なものが準備された釣竿セットがおススメです。釣りが楽しくなってきたら、少しずつクオリティの高いロッドやリールを揃えていけるでしょう。
持ち運びの便利さで選ぶ釣竿セットの基準をシーン別に解説
続いては、釣竿セットで持ち運びに便利なものを釣りをする場面やシーン別にご紹介します。
海釣りで使いたい釣竿セットはどんなもの?
釣竿セットは持ち運びが便利なので、釣りの初心者には最適です。
海釣りに行くときには、竿やリールだけでは無く仕掛けや餌用のケース、さらにはハサミがセットになった物を選びましょう。
目安となる竿の長さは、3メートルくらいあれば十分です。釣竿セットはしまうと70センチくらいまで小さくなるので、コンパクトで持ち運びがしやすくなっています。
海釣りの時には、遠投するために必需品となるジェット天秤と仕掛けが入っている物を選んで下さい。
これらのものが入っている釣竿セットを選んでおくなら、後は釣りに行く当日の早朝に餌だけを買って釣りを始められます。
堤防のサビキ釣りをするときには、竿は3メートルもいりません。2メートルか2メートル半くらいあれば、持ち運びもしやすく便利です。
川に行くときにはどんな釣竿セットを選ぶべき?
川でコブナとかヤマベなどの小さな魚を釣りたいときには、リールが無いタイプの竿と仕掛けのセットだけで十分です。
「管理釣り場でルアー選びにより釣果アップさせる方法やコツを徹底解説」の記事の様に、特に川の中程や池タイプの管理釣り場では、リールを使用しないで竿と仕掛けだけで釣りが出来ます。釣り仕掛けは、玉ウキタイプの仕掛けがセットになっている物を選ぶようにして下さい。
目安となる竿の長さは3.5メートルくらいあれば良いでしょう。しまうと竿は50センチくらいまで小さくなるので、電車で移動するとしても邪魔になりません。
川釣りにおいて汎用性の高さを竿に求めるときには、4メートルくらいの長さの竿を選ぶことも出来ます。
ただ竿の長さがメートルを超えると閉まったときには、100センチ以上の長さになることを覚えておいて下さい。
ルアー用ならどんな釣竿セットが良いのか考えよう
ルアーフィッシングでブラックバスを狙いたいときには、2メートル弱の長さのバスロッドの釣竿セットが良いでしょう。
ロッドと糸付きのリール、さらにルアーやワームがセットになっている物を選んで下さい。
さらに釣具屋さんによっては予めジグヘッドなどが、一緒になっているお得な釣竿セットもあります。
ルアー用ロッドは1ピースタイプのものを選ぶとそのままのロッドの長さで保管しなければならず、保管にややかさばります。そのため、ルアーロッドは2ピースタイプの2本に分解できるタイプが使いやすく、50センチから80センチくらいのコンパクトサイズになります。
初めてルアーフィッシングをするときには、ルアー選びでとても迷ってしまいますが、ルアー用釣竿セットなら必要となる最適なルアーが入っているので安心です。
とりあえず釣竿セットの物を買って置いて、現地の釣具屋さんでオススメのルアーを買い足すと釣果が上がりやすくなります。
トラウトを狙うときには、竿と糸付きリールのセットを選びますが、トラウト用のルアーが付属している物を間違えずに選んで下さい。
持ち運びの便利さで選ぶ釣竿セットは、シーンごとに選ぶ内容が変わってきます。閉まったときの長さなども意識しながら、コンパクトな物を選んでいきましょう。
ファミリーで楽しむために選ぶ釣竿セットの基準を目的別に解説
続いては、釣竿セットでファミリーフィッシングに便利なものを釣りをする場面やシーン別にご紹介します。
ファミリーフィッシング用の釣竿セットの選び方
子供がいるファミリーが海釣りをしに行く時には、釣竿セットで十分に注意したいことがあります。
それはロッドのサイズを、ロングサイズではなくミディアムサイズにすることです。
釣り竿に基本的には子供用というのはありませんから、選ぶ釣竿の大きさや竿の作りに注意して下さい。
厳密にいうと、釣具屋さんで子供向けの釣竿セットが販売されていることもありますが、かなりチープな設計となっているためオススメしません。
そのような子供タイプの釣竿セットは、おもちゃの延長線上のように見える竿が入っている場合があるので普通売りの釣竿を買うべきです。
付属するリールは、一般的なスピニングリールを選びましょう。
大人はベイトリールを選びたくなりますが、使いこなすのに技術が要るので、ライントラブルも発生しにくいスピニングリールにしておくのが良いです。
スピニングリールは、3000番か2500番くらいが子供には丁度良いと考えられています。ラインは安いナイロン製で十分ですから、あまりこだわらないようにして下さい。
釣竿セットは、あなたが釣りたい魚種に合うたくさんの種類やタイプがありますので、これらの条件に合った釣竿セットを選んでいきましょう。
ファミリーフィッシングで川釣りを楽しむときには、ルアーがセットになっている物を選ぶのが大切です。ルアーにはワームタイプや魚の形をしたミノータイプ、さらにはスプーンタイプがあります。
川用の釣竿セットには基本的な必要釣り道具が付属しているので、とりあえずセットされている釣り道具を使って釣りを試してみましょう。
ルアーがミノータイプやスプーンタイプであれば、オモリを付ける必要が無いので簡単に使えます。もし生餌を使って渓流で釣りをしたいときには、ウキや重り、そして針がセットになっている物を選ぶようにするのが重要なポイントです。
川に行ってから忘れ物に気がつくと、せっかくのレジャーが台無しになってしまいます。
ファミリーフィッシングならまずは防波堤で釣りをしよう
ファミリーフィッシングをするために海釣り用の釣竿セットを買ったなら、まずは防波堤で釣りをするのが良いかも知れません。
釣りをするのが初めてだという人は慣れるまでの間、釣り仕掛けを遠くに投げることがとても難しく感じます。
防波堤での釣りであれば遠くにキャストをする必要があまり無く、単に釣り糸を下に落とすだけで出来ます。
魚はテトラポットの隙間に群れていることが多いので、釣りが初めての子供でも釣果を上げやすくなっています。
防波堤釣りは、比較的食いつきやすいために、ベーシックな釣竿セットでも問題ありません。
そして、防波堤は人気があるので釣りに来ている人も多いですし、近場に釣具屋さんも何件かある場合が多いため情報収集もしやすくなります。
餌の選び方などを間違いにくいので、ファミリーレジャーには最適です。
釣り場の近くまで車で行けるというのも、防波堤での釣りの良いところでしょう。
ファミリーフィッシングを楽しむために選ぶ釣竿セットは、海釣りか川釣りかという目的を考えなくてはなりません。
最初のうちは、海釣りで防波堤のポイントがオススメです。