レイドジャパンロッドの製造元OEM先についてブラックバス釣りをする人の中では賛否両論があるようですが、少し物申してみたいと思う。OEMと聞いてどういったイメージがあるでしょうか。一昔前であれば、釣り部メーカーに限らず私たちの身の回りの製品のほとんどで名前が変わっただけで商品プロダクトはまったく同じといった事がありました。
しかし、今現在のOEMというものは求める機能性を追求するカスタム性が再現でき、実に理にかなっているプロダクトとなっています。逆にOEM製造先がなければ私たちが楽しんでいる釣りも、どこも似通っている釣法しか世に出てこなく今の様な釣りにエンターテインメント性が出てくることがなくなってくるということもまた事実です。
レイドジャパンロッドの製造元OEM先プロダクト
レイドジャパンロッドの製造元OEM先は外注請負であることは知られておりますが、それを一言に「OEMだ」と片付けてしまう前にこの事実はご存知でしょうか。ブラックバス釣りをする人以外での認知度がとても高いダイワやシマノという有名メーカーであっても、一部の製品に自社製造ではなくOEM採用をしていることもあります。
分かりやすく例えると「OEMロッド=すべて同じロッド」というわけではなく、ベースはこの型でもう少しこの機能を強化したいといった具合にOEM設計でどんどんカスタマイズをしていくことが可能です。つまり、ベースの型は元の基本形ではなりまがその機能性や求めらるスペックや使いやすさというものがまるで別製品とも言えるほど違ってきます。
そのため、「OEM=良くない」という固定概念は少し矛盾点が出てきてしまいます。確かに、全く同スペック同型でロゴ以外が全て同じで価格だけが異なるOEMプロダクトは良くないですよね。意外に知られていないことですが、海外の世界的に名の知れたファッションブランドではその同型同製法で名前だけが違うプロダクトが見受けられます。
いわゆるブランド名のライセンス販売をしているブランドがそれにあたります。ライセンス販売とは本家ブランド名の使用権を買うことで、既存製品のOEMとしてブランド名だけを入れて販売するという具合です。このようなOEM商品の作り方であれば、真実を知ったときの心へのダメージは大きいですよね。しかし、レイドジャパンを見るとそれとは別であり、OEMといえどもしっかりとオリジナル設計をしています。
レイドジャパンロッドの製造元は外注でもOEMコンセプトが異なる
今の世の中、すべての工程を100%自社サービスで完結させるということは、不可能に近いです。それはレイドジャパン製品に限らず、そして釣り業界に限らず全ての業界においてもそう言えるのですが、レイドジャパンの製造元は外注であっても、OEMコンセプトが素晴らしいです。レイドジャパンのロッドは、プロ向けの高機能ロッドからスタートしてOEMリリースされました。
そして、ブラックバス釣りをしている中からヒントを得て、それの問題解決となるポイントをレイドジャパンのOEMロッドに反映させているプロダクトとなっています。さらに、レイドジャパンのプロ向けロッドがリリースされてからは、確かに一部の人から「使いにくいクセのあるロッド」という声も出て来ました。もちろん、その当時のレイドジャパンロッドはバス釣りをやり込んだ人向けのロッドです。
そのため、当時の設計というものはブラックバス釣りをする万人向けのロッドではなく、ある程度の経験を積んだ人がようやく使いこなせるロッドというものになっています。それから、レイドジャパンの大切にしているコンセプトのひとつとして「誰でも簡単に最高のパフォーマンスを引き出せる釣具」というものが感じられます。
やっぱりレイドジャパンは次のロッド製造で「グラディエーター・アンチ」という、従来のグラディエーターとは真反対の性能を持ち合わせた「誰でも簡単に最高のパフォーマンスを引き出せるロッド」をOEM設計しています。このように自由な視点で、釣り人の悩みにフォーカスしそれを解決できる製品造りができるレイドジャパン製品の秘密にこのOEMというものがあります。
すべての工程そして全てのパーツなどを100%自社完結していたら、このような理想形の製品はレイドジャパンに限らず実現するのは不可能に近いです。現に、ダイワやシマノでさえ、必要な部分はその得意分野に位置する企業が製造元となりOEM先を自社ではなく外注という形をとっています。つまり、アレンジを加えて世にまだ無い機能性を搭載し、カスタマイズを施しているOEMプロダクトというものは、私たちにとっても便利でより快適に使用できる商品となるわけです。
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