イイダコ釣りの時期は、5月から10月頃に数釣りのピークを迎えて12月いっぱいまで多く釣れるシーズンです。イイダコは年中釣れる釣りでありますが、飯蛸の春画秋シーズンから由布シーズンとなっています。また、1年のうちで最もイイダコの数が釣れる9月から10月頃は浅瀬に接岸してくる習性があり、堤防からの投げ釣りでもタコエギを使って釣る事が可能です。
イイダコ釣りの時期と釣れる場所
イイダコ釣りの時期として、釣りがよく楽しめる期間は5月から12月いっぱいです。その中でイイダコ釣りの最も数が釣れるピーク期間が9月から10月頃となっており、イイダコの船釣りが盛り上がる時期でもあります。また、イイダコが釣れる場所としては、9月から12月頃の数釣り時期には浅瀬の砂地に移動してきます。この期間は、イイダコが大好物の二枚貝類の捕食が活発になります。
イイダコ釣りでは、タコエギやタコジグなどを使用して船釣りや防波堤からの引き釣りをするわけですが仕掛け自体が小さいので、潮の流れが強いときは釣りにくくなります。そのため、イイダコ釣りの釣果も潮止まりの時間帯が最も良く、そして潮が早い場所では釣果が良くありません。さらに、イイダコは全長が10センチから30センチ程のとても小さなタコなのに回遊性が高い習性があります。
そのため、一日で砂地を移動しまくるのでイイダコ釣りをする場合も同じ場所を攻めるのではなく、ボトムの広範囲を探っていく必要もあります。イイダコ釣り用の仕掛けも大きくない分、軽いので潮の流れが早すぎるとボトムをとる事さえ難しい釣りになります。広範囲にそしてボトムをしっかりとるには、潮の流れが緩やかな時がイイダコ釣りに適した海の状況です。
イイダコ釣りの釣果アップのコツ
イイダコ釣りの釣果アップさせるためのコツとしては、ボトムをしっかりとることです。そして、広範囲にイイダコエギやタコジグまたは、イイダコスッテなどの仕掛けを引き釣りをすることです。どれだけ広範囲にボトムを探れるかによってイイダコ釣りの釣果が変わってくるので、防波堤からの引き釣りでは出来るだけロングキャストが可能な仕掛けが必要となり、船釣りではどれだけポイント移動ができるかが重要になってきます。
そのために、出来るだけラインなどもPEラインを使用してロングキャストしやすいタックルで挑むことがイイダコ釣りのコツとも言えます。そして、イイダコの船釣りや防波堤釣り共に共通するイイダコ仕掛けのアクションとしては、50センチから1メートルほどボトムから引いては数秒止めるという動作を繰り返します。イイダコ仕掛けを跳ねさせるというよりかは、ズル引きによるヌメ~っとした動きが重要です。
また、イイダコ仕掛けの色はホワイト系やパール系のカラーが有効であり、時折レッド系に変えたりしてその時の当たりカラーを見極めてください。基本的にはホワイト系のイイダコ仕掛けのカラーが釣果が良い場合が多いです。ちょっとした豆知識ですが、イイダコが釣れるポイントはキスなどの名スポットでもあります。なので、キス釣りと併用しながらイイダコ釣りが楽しめるという一石二鳥の釣りというのも良いですね。
イイダコの釣りポイントの情報が少なくてキャッチしづらい場合には、近場のキスが釣れるポイントを調べるとそこにキスの好む環境と同じ場所にイイダコもいる事が多いです。イイダコ釣りのポイントが分からない時には、シロギスが釣れるポイントを代用場所として狙ってみてください。イイダコは高確率で、シロギスがいる場所と同じ様な場所で釣る事ができます。