シラスウナギの取り方と道具について、釣りする人から興味がある人までちょっとしたワクワクする意外な豆知識があります。
シラスウナギといえば、ニホンウナギの稚魚であるためその取引価格は高価になることが誰しも想像できるでしょう。また、ウナギの稚魚であるシラスウナギは、その透明な美しい見た目から「白いダイヤ」と呼ばれます。
この記事を読むと、シラスウナギの取り方と道具について詳しく知ることができます。
シラスウナギの取り方が意外すぎる程に簡単な理由
シラスウナギの取り方は、ニホンウナギが高価であるというイメージから勝手に私たちの想像の中で難しいものと決めつけてしまいがちです。しかし、うなぎの稚魚であるシラスウナギの取り方は、超が付くほど実際に簡単な方法で出来てしまいます。
ニホンウナギの稚魚であるシラスウナギは、光に集まって来る習性があります。そのためシラスウナギの取り方はこの光に集まる習性を利用して、シラスウナギ用の集魚灯もしくは明るいライトを使用して行います。
つまり、一般的な釣りのイメージの様に竿を使ったりしません。また、うなぎ釣り(採り)の方に仕掛けをセットして、うなぎの巣から引っ張り出すように捕獲するのではなくシラスウナギは寄せ集めて一斉に捕獲するといった感じになります。
そのため、シラスウナギの取り方を効率よく行うには夜間の漁が比較的良いということになります。夜になって、シラスウナギを集魚ライトで集めてシラスウナギの塊が水面に出来てきたことろを狙って捕獲するため、意外にもシラスウナギの取り方は簡単といえます。
シラスウナギの道具と注意点
シラスウナギの道具はズバリ、網です。網といっても、本格的な漁船を用いて仕掛け網を仕掛けるというものではなく、こちらも意外なことに目の細かいタモ網(シラスウナギ用のタモ網)で十分です。
うなぎは超が付くほど高級な魚ですが、そのニホンウナギの稚魚であるシラスウナギ漁の道具は安価な物で対応できます。もちろん、シラスウナギ漁を専門に行っている人はより効率的に漁の回転を考えて道具を自作してお金をかけていますが、一般人がシラスウナギを捕まえるにはタモ網で十分です。7
先述しましたように、シラスウナギを水面まで集魚灯で寄せ集めて魚だまりができたらタモ網で一気に捕獲することを繰り返します。これだけで、シラスウナギを捕獲することが可能です。
ただし、いくらシラスウナギの取り方が簡単かつタモ網と集魚ライトだけで出来るからといって、無許可でシラスウナギを捕ると密漁となってしまいご自身が捕まってしまいます。
そのため、一般人でもシラスウナギを取りたいという場合には、各県の漁業協同組合にシラスウナギを取る許可の相談をして各県知事に申請をすれば大丈夫です。
基本的には、毎年12月~4月までの期間(各県によって若干異なる)に申請者に対してシラスウナギを取る許可が下ります。各県が定めたシラスウナギを取るために使用する道具のルールと量も決まっているので、ルール厳守でシラスウナギ取りを楽しんでください。
くれぐれも、無許可でシラスウナギを取らないように注意が必要です。安易な気持ちでシラスウナギを捕ると密漁になるので、絶対に申請をしてから取りましょう。ニホンウナギはシラスウナギの密漁が原因で、2013年の3月1日に「レッドリスト絶滅危惧IB類」に指定されました。
以上がシラスウナギの取り方と道具、そして注意点についての解説でした。
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