タチウオワインドロッドは、太刀魚ワンダーにとって選び方を悩む大きな要素です。タチウオワインドのロッドは、ある程度釣り方が慣れるまではシーバスロッドやエギングロッドを代用して使用することができます。タチウオワインド専用ロッドは、ジグヘッドワームを大きく左右へのダートアクションがしやすい特徴がありますが、少し値段がはるのが難点。
そこで、将来のタチウオワインド専用ロッドへの昇格を踏まえて、タチウオワインドロッドの選び方はワインド釣法の最大の弱点をカバーできるロッド性能を優先して選ぶと釣果アップにも繋がります。太刀魚ワインドの最大の弱点は、向かい風です。タチウオワインドのロッドも向かい風対策ができるものを選ぶと太刀魚が釣れやすくなるので、その理由を解説していきたいと思います。
タチウオワインドのロッドの選び方は強い風に対応できるもので選ぶ
タチウオワインドでは、向かい風が強い日となるとキャスティングをしても全然広範囲を探れないといった経験はないでしょうか。特にタチウオワインドするシーンとしては防波堤釣りが一般的であり、潮風が強いということも特徴的な釣り場となっています。防波堤での投げ釣りが必須となるタチウオワインドではロッドの選び方もちょっとしたコツがあります。
向かい風の強い日にジグヘッドワームを投げても、なかなか飛ばずに飛距離が出にくいことが悩みのタネです。風が強いときには、キャスティングの角度を低くしてもジグヘッドワームが直ぐに着水してしまいますし、キャスティングの角度を高くしても風にあおられて思いのほか遠投ができないといった経験をした人は多いことでしょう。
そんなタチウオワインドでの風の強い日あるあるを解決できるロッドの選び方は、2通りあります。その一つの強い向かい風の解決策としては、少し長めのロッド250センチから260センチ程の長さがあるとジグヘッドワームのロングキャスティングがしやすいです。また、もう一つの強い向かい風の解決策としては、ルアーウェイトが少し重めの30グラム以上に耐えられるロッドがロングキャスティングがしやすくなります。
つまり、防波堤で強い向かい風が苦手な釣りシーンとなるタチウオワインドであっても、ロッド自体が少し長めか少し重たいジグヘッドに対応できるのであれば、ある程度の解決策になります。上記写真では、実際に私が使用している「LUXXE WindMasterラクゼ ワインドマスター」ですが、ワインド専用ロッドであり全長259センチのルアーウェイトが35グラムまで対応となっています。
そのため、「LUXXE WindMasterラクゼ ワインドマスター」では、1オンスのタチウオワインドジグヘッドもキャスティングすることが可能となります。余程の向かい風でない限り、1ozのジグヘッドはあまり使用しませんがワインドが出来ない程の向かい風でも1ozに切り替えればその弱点を克服することが可能です。また、タチウオワインド専用ロッドでなくとも、少し長めのロッドや1オンスが投げられるルアーロッドであれば代用が可能です。
タチウオワインド専用ロッドを購入するときのタイミング
タチウオワインドは、エギングロッドやシーバスロッドなどを代用することが十分可能なので急いで太刀魚ワインド専用ロッドを用意する必要はありません。むしろ、エギングロッドなどでタチウオワインド独特の左右のダートアクションをしっかりと練習してコンスタンスに太刀魚の釣果成績が良くなってきた頃が、太刀魚ワインド専用ロッドへの切り替えタイミングだと感じます。
タチウオワインド専用ロッドは、大きな左右のダートアクションを最大限に発揮できるように少し長めの設計でルアーウェイトも重めに対応できる竿となっていることが多いです。そのため、予めタチウオワインド独特の左右のダートアクションに慣れていないと、逆に大きな動き(エギングロッドよりも海中でのダートアクションを大きくできる)が出しづらいです。
エギングロッドであれシーバスロッドであれ、竿の種類を変えてもタチウオワインドのダートアクションを行えるくらいコツを掴めているのであれば、太刀魚ワインド専用ロッドに切り替えることでよりジグヘッドワームのキレが良くなり、とても使いやすく感じます。どのようなルアーロッドでも左右のダートアクションが出来れば、それこそ太刀魚ワインド専用ロッドに変える方がダートアクション性能が向上して、かつ広範囲の探りも可能になるのでタチウオの釣果アップも期待できます。
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