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ブラックバス世界記録は、長年の間バスフィッシングの本場であるアメリカ合衆国がタイトルを勝ち取っていました。しかし、今現在はその記録は塗り替えられ、ブラックバスの世界記録保持者は日本人であり、そしてその釣果はなんと日本の琵琶湖であった。それでは、ブラックバスの世界記録とその賞金額についてご紹介していきたと思います。

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ブラックバスの世界記録保持者は日本人

ブラックバスの世界記録は、1932年6月2日にアメリカ合衆国のジョージア州にあるモンゴメリー・レイクで当時20歳のジョージ・ペリー氏が釣り上げたブラックバスの重量10.09キログラムである。その後、誰もこのブラックバスの世界記録を塗り替える事が出来なかったが、77年の月日が経過してなんと日本人がそのタイトルを獲得しました。

ブラックバスの世界記録保持者となった日本人は、2009年7月2日に重量10.12キログラムのブラックバスを釣り上げたルアーメーカーに勤める栗田学さんである。栗田学さんは、当時2009年7月2日の午前11時50分頃に滋賀県の琵琶湖でこの巨大ブラックバスを釣り上げて世界記録保持者となりました。ブラックバスの世界記録を申請するためには、アメリカ合衆国の「I.G.F.A.(International Game Fish Association)」という魚の世界記録認定を行う機関の審査が必要となります。

ブラックバスといえばアメリカ合衆国では国をあげてのスポーツフィッシング産業でありますので、日本でのブラックバス釣果ということが理由でなかなかブラックバスの世界記録認定が進まず、栗田学さんが琵琶湖でブラックバスを釣り上げてから実に6か月以上もの時間がかかってっようやく世界記録認定がされました。

IGFAが定めるブラックバスの世界記録の基準やルール

ブラックバスや他の魚の世界記録認定を行う「IGFA」は、世界中で釣果の上がった記録の申請を受けておりますがそのガイドラインがきわめて厳しいことでも有名です。そのため、いくら巨大なワールドレコード更新となるブラックバスが釣れても基準やガイドラインに沿わないと世界記録として認定されません。そんな厳しい「IGFA」のガイドラインは以下のものが基本基準となっております。

 IGFAが定める基準やルール

  • JGFAの申請書を提出
  • 申請に出す対象魚を釣り上げた時のタックルデータの提出
  • 申請に出す対象魚を釣り上げた時のフックデータの提出
  • 申請者本人が釣ったことを証明する写真の提出
  • JGFAが定めた方法での対象魚の種類がわかる写真の提出
  • JGFAが定めた方法での天秤を使用した対象魚の重量測定写真の提出
  • JGFAが定めた方法での対象魚のクローズアップ写真の提出
  • その他参考資料や動画などの提出

以上のように、IGFAインターナショナルゲームフィッシング協会のガイドラインはとても厳格であり、過去には申請者に対して嘘発見器を使用してまで審査を行ったケースもあり、実際に申請内容が虚偽であったこともあるから、「さすがアメリカ!」と驚きであります。2009年7月2日に栗田学さんが琵琶湖で釣り上げたブラックバスは、無事に世界記録として登録されワールドレコードタイ記録(22ポンド4オンス)となりました。

スポーツフィッシングの記録は、主に釣り上げた魚の重量制で管理が行われており、日本での全長とは少しイメージが異なります。とてつもなく全長が長くとも、そのブラックバス自体に重量がなければレコード登録されません。そして、「IGFA」へ申請するにあたってタックル情報の開示も必須となっておりますので、栗田学さんがブラックバスを釣り上げたタックルは以下の内容です。

以上が、2009年7月2日に栗田学さんがブラックバス世界記録を達成したときのタックルです。そして、ベイトはルアーではなく活きたブルーギルを使っての釣果となっております。

ブラックバスを目の前にしたブルーギルの反応が凄い

ブルーギルはとても賢い魚であり、ブラックバスが天敵です。そんなブルーギルですがブラックバスを目の前にしたときの行動が凄いです。ブルーギルは天敵であるブラックバスを見つけると、流木や岩などの障害物に回り込んでブラックバスの追撃を回避したり、岩の小さな隙間に逃げ込んだりします。このような逃げる行動は、捕食側の魚にとっては一般的でありますが、逃げたり隠れたりする場所がなくなったときのブルーギルの行動が興味深いです。

ブルーギルがブラックバスに出くわした時、そこに逃げも隠れもできないフィールドであればいきなり死んだふりをするブルーギルの個体がいます。ブラックバスは死んで動かなくなった獲物に対しては、興味を示さない場合があるのでブラックバスの捕食スイッチを低下させる効果があるわけです。しかし、これであれば面白味もない話しですが、ブルーギルの中にはブラックバスを目の前にするといきなりプカ~ンと水面に横返りながら浮かぶ個体がいます。

よく死んだ魚は横向きに水面に浮かんだ状態になりますが、ブルーギルは死んだふりをしてこの状態を再現するのです。ブルーギル、ホントにかなり賢い生き物ですよ。天敵であるブラックバスが来たら、プカ~ンと水面に横向きに浮かんでピクリともしないで死んだふりをして、ブラックバスがその場から過ぎ去ると何事もなかったかの様にブルーギルは泳ぎだします。

長年記録を更新されなかったジョージ・ペリー氏さんが世界記録のブラックバスを釣り上げた裏話

さて、そろそろブラックバスの世界記録のお話の締めくくりとして、長年記録更新されなかったジョージ・ペリー氏さんのブラックバス釣果の裏話をお話していきます。ジョージ・ペリー氏さんはアメリカ合衆国のモンゴメリー・レイクで1932年6月2日に世界最大のブラックバスを釣り上げたわけでありますが、実はこれは狙って記録をつかんだのではなく、魚の漁で偶然釣れたものでした。

当時、20歳であったジョージ・ペリー氏は友人であるジャック・ペイジ氏と一緒にボートで釣りを初めて夕食の魚を釣り上げることが目的でした。そんな中、超巨大なブラックバスがジョージ・ペリー氏さんの竿にヒットし、これが後の世界記録となります。あまりにも巨大なブラックバスであったため、釣行の帰り道に食材店に行き釣り上げたブラックバスを持ち込んでサイズ計測をしてから、重量を図るために郵便局へ向かいした。

ジョージ・ペリー氏が郵便局で釣り上げたブラックバスを計測すると、その重量が22ポンド4オンスでありました。その後、ジョージ・ペリー氏は巨大なブラックバスを自宅に持ち帰って、ブラックバスフライにして美味しく夕食でたいらげました。

ブラックバスの世界記録の賞金について

ブラックバスの世界大会において、そのトーナメントで優勝すると30万ドルもの大金が手に入ります。日本ではブラックバスの大会で優勝しても、よくて数百万円ほどでありますから、そのスケールの大きさがわかるかと思います。そして、一般的にアメリカ合衆国でいわれている世界記録を更新するとその賞金額は3億円ほどになると報道されております。

あくまで、これはブラックバスの世界トーナメントでの基準とルールにのっとって公式にその場で達成した場合の賞金額であります。しかし、アメリカではブラックバス釣りはスポーツと位置付けられており、国をあげての大プロジェクトとなっているくらい盛り上がっております。

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