塩水ウニの食べ方はいろいろとあるけど、どういった食べ方が一番美味しくいただけるのかというキーポイントは気にならないでしょうか。塩水ウニは、一般的な板ウニとは違って、海水の塩分濃度と同じ塩水でウニが保管されておりますので、ミョウバンなどが入っておらず無添加です。
だからこそ塩水ウニはとても美味しく、ウニそのものの味を楽しむことができます。それでは、塩水ウニの食べ方と賞味期限や冷凍がダメな理由と保存方法についてご紹介していきたいと思います。
塩水ウニの食べ方にビックリ!実は洗うと良い
塩水ウニはミョウバンなどの添加物を使わずに海水の塩分濃度と同じ塩水でウニの身を保存しておりますが、その食べ方について「うに」を洗い流すことが重要なポイントであるということをご存知でしょうか。「えっ!?ウニを水で洗うの?」とビックリするかもしれませんが、水1リットルに対して塩大さじ2杯ほどの量を溶かした食塩水で「塩水ウニ」を洗います。
一応、塩水ウニに入っているまま食べる事も問題ありませんが、パック詰めされている塩水ウニをザルに移して初めから入っている塩水をしっかりと切りです。ほどよく水切りが出来たら、先ほど作った食塩水で軽く塩水ウニを洗います。このとき、ウニに身がデリケートなため手で揉んで洗うのではなく、軽くすすぐようなイメージで塩水ウニの身を洗うと大丈夫です。
軽く塩水ウニの身が洗えたら再びザルで水切りをした後、キッチンペーパーの上に並べて塩水ウニの表面の水分を取ります。塩水ウニの表面の水分が取れらたら、身を冷蔵庫に入れて全体が冷えるまで塩水ウニの身を30分ほど寝かせてあげると美味しさが際立ちます。その後、ご飯に乗せて海鮮生うに丼にするのも良し、そのまま食べるのも良しです。
ただし、生ウニはとてもデリケートな食材であるため、真水で洗ってしまうとウニの身が「しなぁ~」とふやけてしまいます。板ウニを水道水で洗う方もいるかもしれませんが、ミョウバンを使用している板ウニは少々水道水で洗っても身崩れしません。一方で、新鮮な無添加の生ウニ(塩水ウニ)はミョウバンなどの保存添加物を使用していないので水道水で洗うと身崩れする場合があります。
塩水ウニの賞味期限について
塩水ウニは生うにのため、その賞味期限は長くて4日~5日程(推奨は到着後1日)となります。また、その他のウニの目安として殻付きウニの賞味期限が約2日~3日であり、ミョウバン入りの板ウニの賞味期限は約6日程となります。しかし、これらの各ウニの賞味期限は一般的か目安であるため、購入したウニの賞味期限を厳守していただくことが大切です。
生ウニに限らず、魚介類やその他食材においても新鮮なものほど日数が経過すると、その味が極端に低下していきます。そのため、塩水ウニの賞味期限が殻付きウニよりも長いからといってギリギリまで保存するのではなくて、届いた当日もしくは翌日には塩水ウニを完食する方が美味しくそして楽しむ食べる事ができます。
塩水ウニを冷凍するとダメな理由と保存方法について
塩水ウニを注文して思いのほか量が多くて、余ってしまった塩水ウニを冷凍保存すると賞味期限が伸びるのではないのか。と思う方もいるかもしれませんが、生うにを冷凍保存すると悲惨な結果になることをご存知でしょうか。生ウニを冷凍保存すると、もちろんウニが凍り付いてカチカチに固まります。この時点では良いのですが、問題は生ウニ(塩水ウニ)を解凍するときに発生します。
塩水ウニに限らず、殻付きウニや板ウニでも冷凍後に解凍させると、生ウニの身がベッチョベッチョに溶けてしまいます。元々、生ウニはとてもデリケートな食材でありますので、冷凍することによってそのデリケートな組織が崩壊してしまい、解凍させることによってその崩壊した組織がドロッドロになって溶け出てきます。そのため、注文した塩水ウニの量が想像以上に多くても決して冷凍保存はしないでください。
塩水ウニの冷凍保存がダメな理由がわかったところで、もし生ウニが余ったしまった場合には水1リットルに対して塩を大さじ2杯の割合で海水濃度に近い食塩水を作ります。海水濃度に近い塩分量の水に塩水ウニを付け込んで保存すると、生ウニの味を損ねず、そして最大限賞味期限を確保することができる保存方法です。この塩分濃度と同じ塩水で余った生ウニを保存しても、その保存目安は約4日程です。
塩水ウニは、ミョウバンを一切使用しないので殻付きウニのように鮮度が良く、そしてウニそのままの味を楽しむことが出来ることに加えて、殻付きウニよりも賞味期限が長いことが大きなメリットです。一方で、板付きウニは賞味期限が少し長いけれど、ミョウバンの風味が入ってしまい不自然な味がしてしまいます。その点、塩水ウニは生ウニの本来の味を楽しめるのに賞味期限が長いため、個人的には板ウニよりも「塩水ウニ」の方が美味しさと日持ちの良さの面で好きですね。
一般的に生ウニはその賞味期限表示が到着後1日ということが多いですが、これは開封してそのままの状態での賞味期限を意味しています。開封してしまった生ウニであっても再び海水濃度に近い状態の食塩水を作ってそこに生ウニを入れて冷蔵保存することによって、その生ウニが約4日~5日程日持ちするようになります。