ダンゴウオは採取場所が限定的で釣り方も難しいことに加えて、販売価格が超高額な魚です。また、ダンゴウオは別名「フセンウオ」とも呼ばれ、その形状そのままな名前です。それでは、ダンゴウオの生態を解説しながらその採取場所や釣り方をご紹介していきます。
ダンゴウオの採取場所と釣り方について
ダンゴウオはなかなか海で見かける事がないため、多くの方はダンゴウオのグッズやテレビなどのメディアでご覧になったことが大半だと思います。ダンゴウオの体長自体が約数センチから数十センチと小柄な魚であることに加えて、さらにあまり泳がない魚なため、海ではなかなか見かけることができません。ダンゴウオは寒い地域に生息しているため、日本では真冬の11月から1月にかけて南下してきます。
そして、ダンゴウオの採取場所は季節によって大きく変わってきますが、真冬の時期であればダンゴウオの採取場所は日本でも広範囲をカバーしています。ダンゴウオはゴカイ類を捕食しますので、真冬の釣りをしていると稀にダンゴウオが釣れることがあります。ダンゴウオを捕まえたい場合には、真冬の時期が最適なシーズンであり採取場所は主に岩場や海藻が多くあるところです。
ダンゴウオはまるで団子や風船の様に真ん丸とした形をしており、お腹部分に吸盤が存在しております。ダンゴウオはこの吸盤で岩場や海藻などにくっついて天敵から身を隠しながら生活をしているので、あまり泳いだりしません。そのため、ダンゴウオの採取場所は岩場や海藻がたくさんある海かつ冷たい海水温が保たれているところに集中しています。
そして、ダンゴウオの採取場所の条件を満たしている海ではダンゴウオを釣ることも可能です。ダンゴウオの釣り方は、かなり難しくほぼ運任せのような釣りとなります。具体的なダンゴウオの釣り方は、子アジや小サバを狙うより少し小さめな針でゴカイなどの虫エサを小さくちぎって針に付けます。そして、海中の岩場や海藻が多く発生しているポイントにダンゴウオがいるため、根掛かり覚悟でキャストしていきます。
また、ダンゴウオの釣り方はアクションは不要であり、ダンゴウオが潜んでいそうな場所をゴカイを付けた小さな針仕掛けを岩場や海藻に沿わすように探り釣りをしていきます。この釣り方は根掛かりが発生しやすいため、根掛かり防止効果のある小さなジグヘッドを使うと良いです。ダンゴウオの釣り方は難易度が高く、また小さい魚であるためヒットも分かりにくいです。
そのため、ダンゴウオは採取場所が特定できれば釣りではなく、海に入って網で救う方が簡単な場合もあります。ダンゴウオは夜行性であるため、夜の海でポイントとなる採取場所の探索をする方が発見できる確率は高くなります。
ダンゴウオの販売価格について
ダンゴウオは、とても珍しく捕まえたり釣ったりするのが難しい魚です。ダンゴウオが販売されていることもまた珍しいですが、ダンゴウオが販売されていたらその価格に驚きを隠せない人も多いくらいです。たった数センチほどのダンゴウオの個体が1万円前後から2万円ほどもします。ダンゴウオは随時販売しているお店は少ないですが、生物の個体販売を行っているチャーム(charm)では「現在のダンゴウオ(フウセンウオ)の価格」がこの価格となっています。
ダンゴウオはその形状の可愛さからグッズ化によってブームとなりました。元々ダンゴウオはニッチな魚であり、知っている人もほぼいない魚だったのですがダンゴウオの商品グッズがテレビなどで紹介されるようになってからはペットとしても人気が出るほどです。しかし、ダンゴウオは1匹あたり約1万円前後から2万円前後するため、ダンゴウオは採取場所まで行って採取する人や、難しいですがダンゴウオを釣ってペットにする人もいるほどです。
主なダンゴウオのグッズは以下となります。