出世魚とは何かというと、成長するに伴って名称が変化する魚のことを指します。そして、出世魚の特徴を一覧リストにまとめて、どうして魚の名前が成長と共に変化するのかその秘密についてお話していきます。

ツーリー
出世魚とは何か、それは名前が変わる魚であることは知っているのですが、いったいどういった理由で名前が変化するのか不思議だなぁ。具体的に名前が変わる出世魚の一覧を元に説明してくれると嬉しいです。
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出世魚とは何故に成長するたびに名前が変化するのか


出生魚とは何故に成長するたびにその名前が変わるのかは、漁師が魚を区別して売りやすいようにするためです。出世魚の成長の度合いによって名前が変わると、逆に魚を買う側の人もどれくらいの大きさのものを買えばよいのかという判断がつきやすくて分かりやすいですよね。と言うのも出生魚は、時間が経過すればするほど大きさが変わってきて、料理の仕方や使い方も変化するからです。

出世魚のサイズによって魚本体の商品価値も変わってきますから、どうしても成長の段階に応じて名前を変えた方が売りやすいし利便性が高くなるのです。例えば、大きさが大きく変化する出世魚の全てを同じ名前で呼んでいたら、どの成長段階の物かは名前だけでの判断では分からなくなってしまいます。成長しきった魚が欲しいときと、成長段階の魚が欲しいときに、名前が変わっていた方が指名しやすいですし、売る方もアピールしやすいと言うのは理解できます。

また、魚釣りをする人によっても出世魚の全てが同じ名称であれば幼魚なのか成長しきった魚なのかその釣果も正確に伝わりにくくなります。さらには、釣具の選び方においても、全ての出世魚が同じ名前であれば、仕掛けを用意するのも購入するのもデメリットが発生してしまいます。そして、出世魚の名前が変化する理由がこのように仕分けをしたり、イメージするとき便利なためというものでした。

出世魚の一覧リストの具体的な名前の変化例


出世魚のブリの名前が変わる基準は、基本的にサイズで決まります。出世魚のブリは全長サイズが35センチより下だと「ワカシ」で、それより大きいと「イナダ」に魚の名称が変わります。そして、出世魚のブリが60センチ以上になると「ワラサ」となり、80センチを超えたときにお馴染みの「ブリ」となるのです。

出世魚のスズキも体の大きさが基準となって、名前が変わってきます。例えば最初のススキの名前は「セイゴ」でありますが、体長が40センチ以上になると「フッコ」と呼ばれるようになります。そして出世魚のスズキの全長が60センチを超えた段階で、ようやく「スズキ」と呼ばれるのです。時には、1メートルを超えるほどの大きなスズキがいます。

続いて、出世魚のマイワシはこれまでたくさん取れていましたが、昔ほどはその漁獲量が多くないために希少価値があります。出世魚のマイワシの名前は、かなり細かくその変わっていきます。マイワシは成長段階によって、8つほどの名前へとサイズで変わってきますが、最初はよく知っている「シラス」という名前です。体長が1センチに見たないものを「シラス」と呼んでおり、そこから徐々に名前が代わり30センチ前後の大きさになると「マイワシ」と呼ばれます。

出世魚のカンパチも体の大きさによって名前が代わり、体長が1メートル前後の大きさになると「カンパチ」と呼ばれます。カンパチは、最初小さいうちは「ショッコ」と呼ばれて、その後「シオゴ」、そして「アカハナ」になり、最後に「カンパチ」と呼ばれます。

実は、ボラも出世魚であり体の長さの基準で名前が代わり、サイズが小さいと「オボコ」、その後サイズが大きくなると「イナッコ」と呼ばれています。コレは関東での名前で、実は関西では違う名前で呼ばれます。関西でのボラの名称は、一番サイズが小さいものは「ハク」となり、次には「オボコ」と呼ばれているのです。

関東では出世魚であるボラにおいて、一番小さいのが「オボコ」ですが、関西では違っていて「ハク」となるのです。このように関東と関西で呼び方が変わるという面白い出生魚もいますから、覚えておきましょう。

ではでは、さらに続きまして西京焼きなどで有名な出生魚のサワラもまた、体のサイズにより名前が変わります。出世魚のサワラは、最初の小さい頃がサゴシで次にナギ、最後に体長が60センチ以上になるとサワラとなります。

そして、コノシロと聞くとピンとこないかも知れませんが、シンコと聞くとにぎり寿司として有名なネタです。シンコはコノシロの一番小さなサイズで5センチほど、15センチ以上になるとコノシロとなります。

最後にご紹介する出世魚のクロダイは、警戒心が強くてあまり釣れない魚ですが、釣り人にとって希少価値がとても高くて人気があります。クロダイの最初の小さい頃の名前は「チンチン」で、サイズが大きくなると「カイズ」となり、最終的に「クロダイ」になるのです。ちなみに関東ではクロダイ(黒鯛)として名前が知られていますが、関西ではチヌと呼ばれています。

出生魚が名前が変わり縁起が良いとされる秘密


出生魚が縁起が良いとされる秘密は、武士の元服と関係があります。江戸時代は、13歳前後で男の子は大人になると考えられていました。昔の頃は大人になったときには、元服と言われるお祝いをする式を執り行います。元服をした記念に男の子は子供の時に使っていた名前から、大人の名前へと変更します。大名などになると、元服の後も出世する度に名前を変えていきます。

つまり、歴代の大名を見ても、4回とか5回くらい出世する度に名前を変えている人たちが沢山います。朝廷から位をもらうときには、名前だけではなくて姓を変えることもあったほどです。そのため名前が変わるということは、さらに成長し偉人になっていくというイメージが日本人にはあるのです。そこで自身の成長の段階ごとに名前が変わる出生魚は、縁起が良いとされています。

日本でよく掛け軸や縁起物手ぬぐいなどに描かれている縁起が良いとされる魚がいますが、それも出生魚なのでしょうか。実は縁起が良いとされている魚全てが、出生魚ではないので覚えておきましょう。縁起が良いと言われる魚は名前が変わるだけではなくて、その生態に注目されて「おめでたい」と言われることがあります。例えば、川の流れに逆らって登っていく魚は、頑張り屋さんなので縁起が良いというような感じです。

ちなみにですが、体長の変化がとても激しい出生魚は成長の段階によって、味が変わってくると言われています。出世魚が若いときには、脂があまりのっていなくてパサパサしています。徐々に出世魚の成長が進むと脂がのってきて、プリプリとした食感となります。刺身で食べても美味しいですし、煮付けにしても美味しくいただけます。

脂がのっていない若い出生魚は、調理にはあまり向いていません。出生魚は、成長段階に応じて売りやすくするために名前が変わってきます。さて、出世魚がよく縁起物として認知されている理由としては、武士が出世する度に名前が変わっていたことに由来し、今現在もなお出生魚は縁起が良いとされているのです。

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