海上釣り堀とは一体どんな利点があってどんな楽しみ方があるのか、他の釣りとの違いが良くわからない人も多くいます。特に海上釣堀は、自然の地形やフィールドを利用してそれを安全かつ便利に人工的に加工した釣り場ですが人が管理することによって釣りにおいてそのメリットも多くあります。それでは、海上釣り堀の誕生からその楽しみ方、そして釣れる仕掛けの詳細や攻略法のコツなどを超詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
海上釣り堀は西日本が発祥
海上釣り堀は、関西の兵庫県から始まったと言われています。例えば兵庫県の南側にある家島諸島の海上釣り堀は、釣り堀まで船で行ってそこで釣りをします。この兵庫県から、現在の海上釣り堀の形が始まったのではないかと考える人が多くいます。
実際、海というフィールドを利用した海上釣り堀は、関西圏の三重県とか大阪府南部、さらに瀬戸内の広島県や香川県などを中心に数多くあります。熊本県の天草諸島にもあり、海上釣り堀は西日本にたくさん見られます。関東地方にも海上釣堀はありますが、房総半島や伊豆半島などに少しある程度で、西日本に比べると少ない印象です。
やはり兵庫県を中心に、海上釣り堀が始まったのではないかと考えられますね。それでは、海上釣り堀が誕生した時の元々の楽しみ方はどんなものであったかをご紹介します。現在の海上釣り堀の原点となる海や川を利用して人工的に釣りが出来る場所を作り、魚を釣っていく習慣はいつから始まっているのでしょうか。
正確な海上釣り堀の発祥についての情報は限られていますが、その歴史は古く江戸時代から始まっているのではないかという風に言われています。江戸時代には、海や川で鯉やフナ、さらにはボラなどを釣るための人工的に加工された場所がありました。当時の海上釣り堀はお金持ちの娯楽であり、今では考えられないですがお酒を飲みながら豪華な布団などの上に座って釣りをしました。
元々海上釣堀は一般庶民が遊ぶ場ではなく、位の高い人たちが金とか銀で飾った豪華すぎる竿を使って、釣りを楽しんでいたようです。しかし、段々と海上釣り堀はお金を掛けて行なう博打の要素が強くなり、知事によって規制されることもありました。今となっては当然ながらお金を掛けない趣味や遊びとして楽しむ釣りが、一般的になっています。
海上釣り堀の楽しみ方について
海上釣り堀を楽しむためには、魚の種類を多く釣るために色々な餌を用意しておくのが大切です。マダイを釣ろうと思っても幾つかの餌が必要ですから、小分けに出来るケースに整理整頓して餌を入れておきましょう。具体的にはペレットがメインの餌やイワシ形の餌などを用意できますし、オキアミ系の餌も用意しておくと良いですよ。
また、海上釣り堀によって魚の放流時間がそれぞれ決まっていますから、その海上釣堀の放流時間に合わせて釣りに出かけると釣果を上げられます。鰤(ブリ)が海上釣り堀内に放流されるときは食いが立っている状態で活エサでなくても釣れるため、冷凍のイワシを餌にしたり、色付きキビナゴを餌にしたりしてみて下さい。なかなか餌の食いつきが悪いときには、ハリスのランクを少し落として試してみるのがおすすめです。
青物を狙っていて釣果が上がらない場合は、8号から5号位へ落としても良いでしょう。釣りの時には手が汚れて生臭くなるため、バケツに水を用意しておいて、いつでも手を洗えるようにしておくと便利です。海上釣り堀は兵庫から始まったとされており、西日本ではファミリーフィッシングが盛んに行なわれています。釣りたい魚種にあわせて餌を工夫しながら、釣果をしっかり上げていきましょう。
海上釣り堀にいる青物の習性を理解するとこんなに釣果アップ
海上釣り堀で釣れる青物の定番と言えば、誰もが釣って嬉しいシマアジやブリ、そしてカンパチです。シマアジは海上釣り堀の中層から上のあたりで群れていて、人から見えない所によく群れています。そして、シマアジはかなり敏感な魚のために、釣るのが難しく初心者には難易度の高い魚といえます。
鰤(ブリ)は海上釣り堀に放流された直後は、底の方に群れを成して溜まっており、時間とともに段々上の方に上がってくる習性があります。ブリは基本的に回遊魚であるため、あまり一箇所にとどまる魚ではなく海上釣り堀の中で色々なところを泳ぎ回ります。冬は水温が低くなるため、底の方で時間を過ごすことが多くなります。
ブリの場合、餌はアジなどの小魚が好きだということを覚えておいて下さい。また、カンパチはとても神経質で敏感な性格なので、少しでも身の危険を感じると急いで底へ逃げてしまうほど警戒心が強い習性があります。基本的にカンパチは群れを構成することはありませんから、単独1匹のカンパチを狙っていくことがおすすめです。
青物が好きな餌って何?
青物は餌への食いつきが良いために、その日の環境に反応するエサを探るために色々な餌を試すことが釣果アップのコツです。そして、その日の青物の反応が良くてハマる餌を見つけられたら、立て続けに釣れることがあります。海上釣り堀で1つの餌をしばらく試しても青物のアタリが無いときには、早めに他の餌へ変えるようにして下さい。
青物は、動きのある餌を追いかけて来る習性がありますから、初めはアジなどの活き餌を活用しましょう。活きアジを使うと、青物は興味を示してアジの動きを追いかけてきます。青物は小魚を追いかけ回しましながら狩りをするので、活きアジを釣り針に付けて海中にしばらく泳がせて置いて、青物の食らいつきを地道に待つのが大切なポイントです。
海上釣り堀で活き餌に食いついてこないときには、臭いのある生餌を使います。キビナゴを使うときには1尾掛けにするようにしたり、切り身で使ったり出来ます。大きなキビナゴの時には、カットして餌にすると青物が丸呑みしやすくなります。
海上釣り堀でのマダイ攻略方法
海上釣り堀で釣りを大いに楽しめる魚種として人気のマダイは、どのように攻略できるでしょうか。マダイを釣るときには、海上釣り堀でのタナに注意しなくてはなりません。海上釣り堀のスタッフに今いる魚のタナをしっかりと聞いて、自分にとって釣果を上げるための有利な釣り座をきちんと確保するところから始めましょう。
この時の海上釣堀のスタッフのアドバイスをもとに、タナ取り用のオモリを用意しておき、狙ったタナにしっかりとポイントを確保できるようにして下さい。釣り始めは底から初めて、少しずつ上に上げて探っていきますが、底から1メートルくらいの所より上には行かないようにするのがコツです。朝一のマダイは、活性が上がっていますからヒットしやすいですね。
アタリというのはウキがゆっくりと沈みますから、ウキが完全に見えなくなってから巻き上げをするようにすると失敗しません。
海上釣り堀にいる魚の習性を詳しく理解しておくと、釣果をきっちり上げることが出来ます。どんな魚が海上釣り堀にいるのかを知った後、その魚種に合わせた餌などを準備していくことが釣果を上げる最適な方法です。
海上釣り堀でウキ仕掛けを準備しておくべき絶対的な理由
魚がたくさん群れているタナを狙って餌を潮に流す釣り方が一般的であるため、海上釣り堀でウキ仕掛けはとても必要な釣り道具です。海上釣り堀で仕掛けの下準備は、釣果を左右するほど重要な要素です。ウキ仕掛けがあるために釣り糸を垂らしても、潮の流れや風に影響されずウキ下の仕掛け部分がとても安定してタナ取りが楽になって釣果アップにつながります。
そして海上釣り堀内でキャストしたウキ仕掛けが安定することで、魚の餌への食らいつきも良くなり、釣果が上がってくるのです。ウキがあるのでアタリも分かりやすくなりますから、初心者でもベテランでも釣りがしやすくなってきます。水中ウキなどを使うと、ウキの潮の流れを受ける面を大きくすることが出来て、細かな流れもきちんと読み切ることが出来るようになります。
ウキの潮の流れを掴む力が強くなることにより、風などの影響を受けにくくなって、狙ったタナへ餌を長い時間キープしておくことが可能です。海上釣り堀でウキ仕掛けを活用するとこによって、タナ合わせを簡単にできるのでぜひともウキを使って釣りをしてみてください。
ウキ仕掛けを使うときに知っておきたいこと
海上釣り堀でウキ仕掛けを準備しておくときに知っておきたいのは、ウキには大きく分けて2つの種類があることです。1つ目の種類は、固定仕掛け型という一般的に認知度の高い基本的なウキ仕掛けです。海上釣り堀のある場所にとどまっている魚を狙うのに最適です。
もう一つの種類である遊動仕掛け(誘導仕掛け)型というものは、ウキが動くタイプで深い場所にいる魚のタナを探って狙うのに都合が良くなっています。ウキ仕掛けを海上釣り堀で準備するときには、針の位置からウキまでの長さはどれくらいにしたら良いのでしょうか。一般的には2メートルくらいの長さにしておくなら、間違いないでしょう。
あまり針とウキの間隔を長くしてしまうと、サシエが海中で掴もうとする潮流と、ウキが海面上で掴む潮流がずれてきてしまいます。水中ウキ仕掛けは海上釣り堀の中に垂らすと、そのまま思ったところまで行きやすいために、道糸の操作が大自然のフィールドよりも簡単になります。少しでもサシエに海上の乱れが伝わってしまうと、警戒心が強い魚や敏感な魚は餌に寄ってきません。
ウキ仕掛けがあることで、自然な餌の動きを保つことが出来ます。水中ウキを使うときには、より餌の動きを自然に見せるために誘いを入れるのが良い使い方です。道糸を一旦止めてウキが浮いてくるのを待ち、餌が自然な動きをするようにしてあげて下さい。
海上釣り堀でのウキ仕掛けは、浮き下にある餌の動きが良いだけでは無く、潮が流れている方向を正しく判断するためにも使えます。また潮の流れが海中の上層と下層で違うときには、ウキ仕掛けをサシエと同じ潮の流れに入れて上げるのが正しい使い方になります。
海上釣り堀でウキ仕掛けを準備しておくべきなのは、仕掛けが安定するからです。仕掛けが安定すると餌が自然な動きとなり、魚が警戒心を解いて食らいつきやすくなります。
海上釣り堀で使いやすいタックル仕掛を超丁寧に解説
海上釣り堀では、数多くの大型の魚が用意されておりその楽しみ方は多種多様です。しかし、海上釣り堀に行く前に事前調べをしておかないと、自分が狙いたい魚種のタックルが分からなかったり仕掛けが無くて釣ることが出来ないといった事態が発生します。そこで、海上釣り堀で使いやすい仕掛けのタックルをご紹介します。
青物用は引きの強さに耐えられるタックルを用意
海上釣り堀のメインである青物の特長は、引きがとても強い点です。そのために青物用の海上釣り堀で使う仕掛けのタックルは、引きの強さに耐えられる物でなければなりません。その目安として、磯竿は4号程度にしたり、船竿なら50号くらいにしたりして下さい。
海上釣り堀で使う竿の長さは3.5メートルから4メートルくらいにして、スピニングリールは大型のタイプの方が力があるのでおすすめです。また、スピニングリールのドラグが鳴る設定にしておくと、ヒットした時や青物をつり上げるときに役立ちます。海上釣り堀の場合は糸を引っ張られてしまうことは無く、底の深さがある程度知れているので、ゆるめのドラグセッティングにしていても問題ありません。
ハリスは7号前後にしておけますが、広い海上釣り堀の時には10号くらいにしても良いでしょう。良くわからないという方は、ハリスの太さにあまり神経質になること無く、普段使い慣れている物を使用して下さい。仕掛けの重りは、6号か7号より上のものを使うようにしなければなりません。
スズキを狙うときのタックルはどうする?
スズキは泳がせながら釣るものですから、海上釣り堀で使う仕掛けのタックルは小型の物でも構いません。サビキ釣りと同じ仕掛けでも良いですが、人が多いときなどは硬めの大きな竿をチョイスするのが良いでしょう。目安としては、1.5号くらいの竿にするか、2号以上の竿にして下さい。
基本的にはロッドにパワーがある物にした方が、大物が掛かったときにも落ち着いて浮かせていくことが出来ます。釣り仕掛けを自分で作るのが難しいと感じるときには、海上釣り用のセットの仕掛けを買うことがおススメです。
ヒラメやマゴチを狙いたいときの準備は?
ヒラメとかマゴチを釣るときは、海上釣り堀の底を中心に狙って釣っていきます。底狙いの釣りをする時は、ウキ仕掛けではなくて重りを使って、餌をヒラメやマゴチのタナまで落としていく必要があります。この時の海上釣り堀で使う仕掛けのタックルは、軽めのものを使うことが出来ます。
ヒラメやマゴチを狙うときには、キスを釣るときの軽いタイプの投げ竿が使えますし、いくつか複数本の竿を出して試してみることも可能です。これから竿を買う時には、投げ釣りでも磯釣りでも使えるような物で、長さは4.5メートルくらいの物を選ぶと良いです。リールはパワー強度が高い物を選び、回転フィールが良いものを探して買って下さい。
ある程度ドラグの力があるリールの方が、大物がヒットしたとしても安心して魚とファイトすることが出来ますし、泳がせ釣りなどにも対応することが出来ます。海上釣り堀で使う仕掛けは、大物が掛かっても大丈夫な頑丈な物を選んで下さいね。海上釣り堀で青物用仕掛けのタックルを用意するときには、これらの釣り情報を参考にして自分の釣果を上げましょう。
釣り仕掛けのタックルはコレと決まったものではなく自分の好みもありますから、いくつか基本形のタックルを試してみて自分に合った物を選んで下さい。
鯛やアジのための仕掛けとタックル情報
海上釣り堀で鯛とアジを狙うときには、ロッドの長さはそこまで長くなくても良いです。目安として4メートル前後の長さのあるロッドがあるならば、一般的な海上釣り堀で使うサイズとして丁度良いロッドと感じるでしょう。磯竿なら3号くらいで、船竿は30号位を目安にして準備して下さい。
海上釣り堀で使う竿の大きさが自分では分からないときには、中型用の物を選ぶのをおすすめします。大物用の竿ほどのパワーや強さはいらないことを、覚えておいて下さいね。使用するリールはもちろんスピニングリールで、道糸はナイロンの5号前後が目安です。他にもラインはPEの3号とか4号くらいの数字でも、まったく問題ありません。
ただしPEは強くて長持ちしますし丈夫ですが、初めての人は使いづらいことがあります。釣りが初心者の方にとっては柔らかくて扱いやすいナイロンタイプの糸の方が、取込がしやすくなっています。PEラインは一度ライントラブルが発生してしまうと、初心者では対処の仕方がわからなくなり釣りどころではなくなっちゃいます。
PEラインを活用したい場合は、ある程度釣りに慣れてから使用することを強くオススメします。また、使用するスピニングリールは、3000番くらいの強さの物で十分です。
仕掛けに付ける餌はどうしたら良いのか
海上釣り堀で使う仕掛けの部分は、浮き止めの糸を用意しておく必要がありますし、棒ウキも2号と3号と準備しておいて下さい。からまん棒を付けておくことや、クッション付きの重りを付けておくのも上手な仕掛けを作るコツです。目安として、ハリスは4号前後で、矢引は70cmから90cmです。釣り針は、鯛用の針の10号くらいがおススメです。
仕掛けに付ける餌は、団子タイプの生ミックやマダイイエローです。その他のエサとしては、イワシ団子とかエビタイプのオキアミ、またウタセエビを使う人もいます。定番のエサであるイシゴカイとかマムシ、そしてキビナゴを使ってみるのも良いかも知れません。
続いて海上釣り堀で鯛やアジの仕掛けを作った後は、上手く仕掛けのタックルをいかさなくてはなりませんね。タックルの力を十分に発揮できるのは、朝一番の最初に海上釣り堀で魚の放流が行われたタイミングです。魚を放流した後というのは魚の活性が高いですから、餌への食らいつきが良くなっています。
どうしても餌に食らいつかないときには、餌の種類を変えたり探るタナの範囲を変えたりしてみて下さい。海上釣り堀に魚が放流された直後は、海水面に近いところに鯛やアジは集まりますが、陽が高くなってくると魚が底に沈むことがあります。そんな時は釣り仕掛けのタックルを使って、底に沈んで待機している魚を誘ってみるのが効果的です。
ロッドを上下させて餌を動かし、その後に餌をゆっくりと底へ向けて落としてみましょう。魚が餌の自然な動きに反応して食いつくことがあります。意外にも鯛の場合は、細めのハリスを使うと食いつくことがあるので試してみるのも良いかも知れません。海上釣り堀で使いやすい鯛やアジ用の仕掛けのタックルは、大物狙い用では無く、中物狙いのものです。
中型用の仕掛けなどは鯛やアジだけでは無くて、他の魚にも流用しやすいタックルですので助かります。
海上釣り堀で海水面にいる青物が狙い目
海上釣り堀で青物を狙うときには、海水面の近くにいるのを釣っていくことが1つのテクニックです。海水面の周辺にいる又は泳いでいる青物は、食いつきが悪いというイメージがあるかも知れません。しかし海水面にいてスピードを出して泳いでいる青物は、比較的活性が高いので食いつく確率が高くなっています。
重りを付けない釣り方で、魚が泳ぐルートを予測し、餌をたらしてモーションを加えて誘っていると意外と回遊している青物が食いつくことがあるのです。コツとしては、魚の目の前を遅いスピードで餌を通過させるようにすることです。餌の投入場所とタイミングに気を付けるなら、釣果を上げることが出来ます。
海水面にいる青物の活性がとても低いときには、まずその活性を高めなくてはなりません。冷凍のサンマをそのまま使って、海水中3メートル当たりから海水面に引っ張るような動きを繰り返し、青物の活性を高めて下さい。
放流とアタリに注意する
海上釣り堀で青物を釣りやすいタイミングは、何度も言いますが放流直後です。前日から食べ物を与えられていないので必然的に放流された魚の活性が高くなっていますから、食いつきが良く、入れ食い状態になることもあります。放流直後ではなくてもアタリに意識を集中させて、ウキに反応が出たタイミングで合わせることによっても、青物を確実にフッキングして釣っていけます。
ウキに当たりが出たタイミングで、魚の口に針を掛けて釣ってみて下さい。合わせていくためには、ウキの動きに注目して、魚がウキをつついた時を見逃さないようにするのが大切です。ウキが水中に全部沈んだときが魚が餌を食べたときですから、しっかりと餌を口の中に入れるまで一呼吸待って、合わせるようにするのがコツです。焦って引き上げると、餌だけ取られてしまいます。
また、海上釣り堀で青物を釣る別のテクニックの1つに、餌の落とし方があります。海上釣り堀の底から餌を巻き上げていったり、上や下に激しく動かしたりしてエサにアクションを加えたりする方法です。その釣り方の目的は、魚の活性を上げるためですので、釣り竿の穂先を使って、水面を波を立てたりする方法も効果的です。
重りを付けない餌の落とし方もありますが、慣れていない人には重りをつけて単純に早まきをするという方法もあります。例えば、重り4号前後をつけて底まで落としていき、早まきで水面まで一気に上げていくのです。水面まで来たら一度止めて、中層まで落として下さい。重りと針が一体型になっている虫ヘッドパワーなどがあると、この方法を効果的に行えます。
海上釣り堀で青物を釣るときには、海水面近くにいる魚を狙うことが釣りツウのテクニックです。放流直後や、当たりが出てウキが沈んだタイミングも、釣果が上がるときなので覚えておいて下さい。